ふと思い出した昔ばなし・2

のどか舎を立ち上げてからかれこれ7年半。
ここに来るまでには、多くの方々のお世話になっています。

ふと思い出して、書き留めておきたい話をシリーズで時々書いていきます。

大好評・おじちゃん旋風が巻き起こった前回のいい話はこちら

今回は職人さんたちのお話です。

のどか舎は9月に家が完成して引っ越してきて、その後お店を作る。という2段階に分かれた工事を経てできあがりました。

のどか舎

のどか舎店舗工事は安い資金で無理な要望が多く、職人泣かせだったと思います。 現に何カ所も工事を依頼しに行き即座に断られ続けましたし。そんな中、1社だけ「やりましょう!」って言ってくれた工務店さんがあったんですよね。

↑今でこそこんな風に車も停められますが当時は外構工事も出来てなくって泥でぐちゃぐちゃ。雨降ったら水たまりができるし。
玄関は泥だらけに。

とはいっても店はすぐにオープンさせたいので、引っ越しする前からいろいろ手配に動きまわりました。

横浜の内装工事会社の社長さんは、背の高いカッコイイ職人さん。
建具職人のもう1人のおじちゃんは、小粒で筋肉質のかた。
2人が毎日通って来てくれました。
営業のおじちゃんは、分かりやすい説明で本当に良かったです。
そうそう
営業のおじちゃんが壁塗りに詳しくて
壁を和佳が自分で塗りますって宣言したものの
スケジュールがタイト過ぎて、あきらめかけたんだけど。
そうはいっても、家族のための店だし
みんなで作業しよう!って決めて

近所に住む妹一家も巻きこんで 総勢9人で
みんなで塗り塗りしたんだったな。 そのあと、高いところや厨房の壁は
自分でやるほかなく・・・
寝ずに塗り上げた壁に 営業さんから
「これじゃ、ダメだ。やり直して。」と
あっさりダメ出しされたんだったなー。
もう1晩寝ずに壁塗りしたんだよぉ((+_+))
気づいたら壁に頭うずめて寝てたりとか・・・←
珪藻土、重くて作業は大変でした。 あの面積はもう1人では塗れないな。(お店は狭いんだけどね!)
t02200293_0800106712897587235
↑1日めのあっさりとした鬼のダメ出しを
翌日までに「おっ 今度はいいねぇ!」
と褒めさせるレベルに持ち込んだ思い出の壁。

とはいっても、チャンスがあったらまたやっちゃうんだろうけど♡
何かを『クラフトする』のは楽しいです。

images
↑壁にステンドグラスをはめ込み、明かり取りにしています。

R0010028FUFU
↑店内の配置は今とは違いますが、雰囲気はこのまま。

この窓やら壁やら床やらを仕上げて下さった職人さんが。
それはもうすごいスピードで
作業してくれるのです。

DSCF0347
↑現在はこのような新しいドアが入っていますが、開店当時はどこかから使ってないドアを持って来て臨時に取りつけしてくれたりとか。
(資金難に対応)
(↑めちゃ有難かった!)
図面にないマイナーチェンジも、おうそうか、じゃあ今やろーぜ!と
どんどん実現させてくれて嬉しかったです。
↓出入り口の上部を丸くして欲しいとか。

↑明かり取りのステンドグラスも
「明日までに買って来たら取り付けてやるよ」と言われ
ダッシュで自由が丘まで買いに行ったんだった。
今買わないと。しかも安く。 って道端でアンテナを立てダッシュして
偶然見つけたお店でイギリス直輸入のステンドグラスがセールになっててたから。自分で自分を褒めたよねー。 でも、持ち帰り(2枚)が重くて(もー、途中で息子を呼びつけたくらい)
でも、その嗅覚のおかげで無事にステンドグラスがはまり、今日に至っているわけです。
(仕事をスピーディーにこなす事の凄さをこの時に学んだなぁ。)

そんなスゴ技のおじちゃん達に、お茶の時間に感謝の気持ちを込めておやつを作って出すと
「いいねぇ、こんなお菓子。今作ったの?」
「今どきのお母さんは、なかなかこんな風に作らないんでしょ」 と
おじちゃん達は喜んで何でも食べてくれて。
「私こそ、こんなにみるみるお店を作ってもらって、有難く思ってます!」
とお礼を言いました。
すると、
「オレ達ね、仕事早えぇのよ。何しろチャンピオンだからさ~( ´,_ゝ`) 」 と、社長さんがドヤ顔に。
「チャンピオン? 何のですか?」
大工さんのチャンピオンって・・・・??

すると、思いもよらないひと言が。
TVチャンピオンって知ってる? あれで優勝したのよ。
 リフォーム王選手権っていうのに出てみないかーって言われて。出たら1番取っちゃったの」

TVチャンピオン!!
それを見るには、お風呂と夕食を終わらせておかないと
子どもたちが動かなくなっちゃう(自分も)あの面白い番組ですね!!

っていうか、多分見てましたそれ!!

温泉宿の離れを改造した選手権で優勝したので地元では有名人なのだそうです✨ (初代リフォーム王!)
見抜けなくてすみません!
素晴らしいですね!尊敬します。 和佳はもう、社長さんももう1人のおじちゃんも完全リスペクト。超絶カッコイイ。
すごい、幸先イイ、のどか舎ラッキー!✨

すると、社長さんに「津田さんはなんで商売やろうと思ったの?」と聞かれました。
和佳は、こどもが5人いて、母子家庭でみんなを育てるために事業をすること。
どうせ仕事をするなら、子どもたちが元気になり、お母さん(自分)が家に居て、お客さんも喜び、自分も健康維持できるものがいいと思って、この店を作ることにしたこと、を語りました。

子沢山らしい…ということくらいは知っていたものの
まさか、そんな博打みたいな事業に乗り出すとは思っていなかった社長さんは固まり、

泣き出しました ・・・!!

いや、いやすみません、これからなので。 どうなるかは分からないのですが・・・
と、とりなす和佳に、小さい建具職人のおじちゃんは
「大丈夫、この人情に脆くてね、泣き虫なのよ」とちゃちゃを入れ
「俺さ、結構良くここの近く通りかかるからさ。お店オープンしたら買いに来るわ。俺にだけは、高く売ってね」 なんて言うのでした。

社長さんは
「いやぁー女の人は凄いや。俺なら逃げて川っぺりに住んじゃうわ」なんて言いつつ
「また何か困ったことあったら言ってよ。オレ協力するわ。」と励まして下さり、とても助けになりました。

一本筋の通った男気のある職人。

愛を持ち、家族のために仕事する真面目で優しい男たちカッコイイです。
その節はお世話になりました。

その後ももっと棚が欲しいとかで2度ほど社長を呼びつけて作業してもらいましたが、相変わらずの仕事ぶりで
さすがチャンピオン・・・(営業のおじさんからすると、まだソレ言ってるのかよ・・・となるらしいけれど)と感心する出来栄えなのでした。

気になる方は、チャンピオンの仕事(のどか舎のお店)を見に来てね。

大工のおじちゃん達。お世話になりました。おかげさまで厨房使いやすく助かっておりますよ~!♪
引っ越しで金具が紛失して困っていた2段ベッドも、
お2人で2台みるみる組み立ててくれて。
(金具は全て代用品)
急きょその場で付けてくれた
梯子ホルダーも現役です♡ ホントにありがたや。


※最近は通販の方が主です。
お買い物に来たい方は相談してからにして下さいね。
のどか舎に急に来ても何も無いです!!

かれこれ8年近く前のこと。のお話でした。